カゴ落ちとは、商品を買い物カゴへ入れたのに注文しないで去って行った人のことを指します。

これは、ネットショップを運営する上で永遠の課題といえるかもしれません。

baymard社が2014年2月に発表した調査結果によると、29の異なる調査から導き出された世界のカート離脱率平均は、68.07%という結果のようです。

商品を購入するつもりで、買い物カゴへ入れたのにも購入しない人が7割もいてるのが現状です。

正直私もよくやります。
取り急ぎ欲しいものではなければ、キープ。って感じで買い物カゴへ入れっぱなし・・・
私の場合は、楽天はよくそうなっています。

まずはじめに改善するポイントは「金額表示」に関することです。

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カゴ落ちNo1.=商品価格以外のコスト

「予期していなかったコスト」「もっと安いものを他の場所で見つけた」「全体的な費用が高かった」「注文が送料無料のための購入額に満たなかった」など、商品価格以外のコストです。

今回は、この商品価格以外のコストに的を絞ってお話しします。

1. 送料無料をアピール

特に送料の問題は、店頭で購入すれば発生することのないコストであるために不満が生まれやすい傾向があります。

私も、送料無料のところを探して商品検索を行います。

いくら商品が安くても、送料がプラスされると他の店舗よおり高くなるってことありますよね。

A Deloitte studyによると、69%のユーザーが送料無料の店で買い物をする傾向があるようです。

「送料無料」や「条件付きで送料無料(1万円以上で送料無料など)」などは、ユーザーを取り込みやすいポイントになりますので、積極的にアピールしていきたいですね。

2. 早いタイミングで送料を表示する

ショッピングカートを放棄する理由の1位は「予期していなかったコストが提示された」というものでbaymard社が2014年2月に発表した調査結果の回答者、約56%が該当しています。

最後の最後まで送料がわからないようでは、カゴ落ちの大きな原因になります。

できるだけ早い段階で、送料を表示し、ユーザーが決済の合計金額をイメージできるようにすると、認識のズレや違和感を減らすことができます。

3. 税金や各種手数料も忘れずに

送料だけでなく、消費税各種手数料も同様に、できるだけ早い段階で合算した購入合計金額として表示するようにしましょう。

4.クーポンコードの存在を表示しない

調査では、27%の顧客が割引クーポンを求めてカートを放棄しています。

決済の途中でクーポンの存在に気づいたユーザーは、利用できるクーポンがないかを探すために、途中で離脱してしまう可能性があります。

クーポンやディスカウント等の訴求は「買い物中」にのみ
決済フローに入ったユーザーにはフォーム入力に集中してもらえるように設計するようにしましょう。

5. ディスカウント後の価格を表示しておく

「お得感」をユーザーにアピールするために、割引がある場合は、割引後の価格と、合計金額からどれだけ値引きしているのかを表示するようにするといいでしょう。

これも、送料などと同様に、できるだけ早い段階で記載しましょう。

 

以上、カゴを落ちを防ぐ5つのチェックポイントの紹介です。
今回は、特に多い「金額」に関するチェックポイントをご紹介しました。

アクセス解析をしっかり行って、カゴ落ちがどれだけあるのかをチェックしていきたいですね。