今年のゴールデンウィークあたりから、Google検索で重要視されているワードがあります。
それが「近くの〇〇」です。
これはローカルSEO対策と呼ばれて、実店舗で何かサービスを提供しているユーザーに重要なお話です。
つい2日前に私も、「近くの〇〇」で検索しました。
3連休の初日に、友達の結婚式へ参加させていただいたんですが、あまりにも腰が痛く、ヒールを履いて歩けない・・・
そんな中、整骨院へ行ってなんとかしてもらおうと考えた私。
いつもは、和歌山城近くの整骨院へ行くのですが、20分ぐらい座っていると腰が痛くなり、立てなくなってしまう可能性が大きかったので、家の近所に整骨院がないか捜しました。
その時に使ったのがスマートフォンで「近くの整骨院」というキーワードです。
私の住んでいる場所が、本当に和歌山市内の端っこなので、大阪に行くこともできる場所。
その場所で検索した結果、一番最初に出てきたのは「岬町の整骨院」
和歌山市内の整骨院ではなかったんです。
その整骨院のホームページを見てみると、個人的に信頼できそうで良さげだったので、行きました。
なぜ、和歌山市内の整骨院ではなく、岬町の整骨院が出てきたのでしょうか?
それは、そのホームページがGoogleに位置情報を明確に伝えていたからです。
今日は、そんな地域密着型のビジネスをしている方にオススメのローカルSEO対策についてのお話です。
目次
Googleに位置情報を明確に伝える手段
Googleに位置情報を明確に伝えるための手段として、下記の7つあると言われています。
- titleタグや見出しタグ(h1,h2,h3など)の地名キーワード
- 地域について書いたコンテンツ
- NAPの統一
- ランディングページ
- 地名入りリンク
- 構造化データ
- Googleマイビジネス
これを適切に行えば、ローカルSEO対策ができるわけです。
1.titleタグや見出しタグの地名キーワード
地域密着型のビジネスをされている方はここが重要です。
私が検索したキーワードでの結果は、下記のような状態です。
私が、思わず惹かれたのはそのホームページのtitle「【和歌山イオンから10分】口コミで評判の整体|〇〇整骨院」
私の家から10分で行ける場所にあることがタイトルで明確になっていました。
多分ここの整骨院さんは、新規顧客の獲得にホームページを活用しているのでしょう。
岬町周辺にお住いの方には、整骨院のことが知れ渡っている。
なんとか新規顧客を獲得しようと考えると、車で10分圏内のこの街に目をつけたということがこのタイトルからわかります。
それ以外のを見てみると、残念ながら他の地域であったりあまりピンとこないtitleです。
2.地域について書いたコンテンツ
その地域に関係したコンテンツが必要です。
不動産会社であれが、物件周辺の情報なんかを掲載するのも有効です。
例えば、ターゲットがファミリー層の物件であれば周辺の学校の情報やスーパーの情報があれば喜ばれますよね。
学生や一人暮らしの方向けであれば、コンビニ情報や飲食店の情報があれば嬉しいですね。
そして、どこにでも掲載さえている周辺情報の紹介だけでなく、行ってみた感想など、そのホームページでしかしれない情報が載っていると、Googleが大好きなページになっていきます。
3.NAPの統一
NAPとは、「Name(名前)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の省略です。
自社のサイト内ではもちろんの事、外部サイトに載っている情報に関しても統一しておく必要があります。
例えば、「Pchouseいちばん星」
自分のサイトでは、「Pchouseいちばん星」と掲載していても、他のサイトで「パソコンハウス一番星」や「パソコンハウスいちばん星」となっていてはダメです。
それと同じように住所や電話番号もそうです。
「1丁目3−45 ABCビル3F」と「1丁目3−45 3F」「1−3−45 3F」などとばらばらだと同じ情報だと判断してもらいにくくなります。
そのためにも「NAP」は統一しておきましょう。
4.ランディングページ
ランディングページとは、ユーザーが検索結果からあなたのサイトへ訪れた時に最初に見るページです。
そのページを最適化しておく必要があります。
特に店舗を複数持っているサイトは、注意してください。
店舗ごとに専用のページを作ることが大事です。
そうしないと店舗ごとに適切な地域名が入ったtitleなどが作れないため、ローカルSEO対策はできません。
5. 地名入りリンク
リンクを張る場合、最も多いのが「こちら」だけにリンクを貼るパターン。
これでは、Googleは異動先のページの情報がわかりません。
リンクを張る場合は、「和歌山イオンから10分の・・・・・」などと地域名を入れたリンクを貼るようにしましょう。
ただし、自作自演のリンクはGoogleに嫌われますので、注意してください。
6.構造化データ
これは、ホームページを作る時のお話です。
先ほど出てきたNAP情報を構造化データでマークアップします。
構造化データとは、Googleに正しく情報を伝えるために、会社名はnameを使用したりする「schema.org」と呼ばれる、文字に意味を持たせるための手法です。
例えば、下記のような手法があります。
通常のマークアップ
<p>私は浅山 佳映子(カエ)です。</p>
schema.orgを使ったマークアップ
<
div
itemscope
itemtype
=
"http://schema.org/Person"
>私は<
span
itemprop
=
"name"
>浅山 佳映子</
span
> (<
span
itemprop
=
"nickname"
>カエ</
span
>)です。</
div
>
7.Googleマイビジネス
Googleのマイビジネスとは、Googleに自分の会社の情報を登録しておく仕組みです。
Googleマイビジネスは、以前までGoogleが勝手に登録をしてくれていましたが、オーナー確認をしていなかったページは削除されています。
Googleマイビジネスに登録しておくことで、GoogleにNAPを伝えることができるため、「近くの〇〇」検索に有利になります。
この近くの〇〇は、テレビCMでも利用されているため、これから益々重要になってくるワードです。
スマートフォンでの検索が、主流となりつつある現代、地域密着型のサービスを提供されている方は、今からでも遅くありません、しっかりと対策をしておきましょう。