これは昨年の10月の話にさかのぼりますが、Googleの検索エンジンアルゴリズムには、人工知能が使われていることで話題になりました。
人工知能タイプの新しいアルゴリズムが「RankBrain」と言われています。
その当時、Googleのジョン・ミューラー氏は「RankBrainのために何か特別なことをする必要はない。」とTwitter等でも片手いますが、現在ではそういうわけにはいかなくなってきています。
RankBrainと今までのアルゴリズムの違い
RankBrainとは、「ユーザーが何をどういった目的で情報を探しているのかを学習して、予測し、ユーザーが求めている正しいコンテンツに導きやすくる」ための人工知能です。
今までのアルゴリズムとの違いは、「学習」と「予測」です。
従来の検索エンジンは、ユーザーのキーワードに基づいて検索結果を表示していました。
だから「椅子」と検索した場合は、「イス」や「いす」といったキーワードは認識することができなかった時代もありました。
(これはずいぶん前の話ですが・・・)
RankBrainは、「学習」と「予測」ができるため、たとえユーザーがはっきりとしたキーワードが思いつかない場合でも、正しいコンテンツを表示することが可能です。
RankBrainの役割
間違ってはいけないのことは、RankBrainがコンテンツを探し出すための人工知能ではない。ということ。
ユーザーが実際に何を検索したいのかを予測する。
ユーザーの検索の意図を解釈するだけです。
このことで、Googleは空気を読む力を手にれ、より人間らしくなったと言っても過言ではありません。
RankBrainのおかげで、ユーザーが調べそうなキーワードだけを盛り込んだサイトが上位表示されるようなSEO対策は一切通用しなくなっています。
逆に、全くSEO対策をやっていなくても、ユーザーにとって優良なコンテンツがあれば、上位表示され、アクセス数が増えることもあります。
RankBrainの存在は、より一層「コンテンツの重要性」を高めています。