今から20年以上も前の1996年3月に、ビルゲイツがマイクロソフトのウェブサイト上で書いたエッセイ。

そこに書かれてあったのが「Content is King」。

1996年といえば、私たち一般人向けにパソコンが出始めたころ。
ウェブサイトなんて本当に特定の人しか使わないような時代に、「コンテンツは王様だ!!」て言ってます。

それから20年たった今、ようやくその大事さが私にはわかってきました。

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「Content is King(コンテンツは王様だ!!)」

今のインターネット社会では、無数にホームページがあり、同じような情報もたくさんネット上には配信されています。
もちろん、全く同じ商品だって数えきれないくらいたくさんあるわけです。

そんな時代に、良い商品や良いサービスを作っているだけではユーザーのもとに情報が届かないんです。
商品がよければ売れるでしょ?なんて時代はとっくの昔に終わっています。

同じ商品や同じような情報がたくさんある中で、どうやってあなたのサイトにユーザーをひきつけるのか

それを考えないといけない時代です。

とあるクライアント様の打ち合わせの中で、下記のような一コマがりました。

社長:「年商10億の以上のネットショップと、自社のネットショップの違いは何ですか?

私:コンテンツ量(情報量)です。

たったそれだけ??
うそでしょ??

っていう反応をされていました。

検索に引っかかるためのSEO対策を、その会社だけ特別に知っているとか、ものすごい力を持っている人と太いパイプでつながっているとか・・・そんなんではないですか?
なんていわれましたが、人のつながりの話は分かりませんが、特別なSEO対策はない

確かに検索に引っかかる対策が必要なことは、SEOコンサルタントなんで私にもわかります。

だけど、SEOやSNSで口コミがどう・・・とか
そんなのは、コンテンツありきの話なんです。

ネットショップだといっても、人と人のつながりです。
その人と人のつながりの間にインターネットがあるだけです。

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自分に置き換えて考えてみる

例えば、SEO対策にお金をかけて、アクセス数が倍になりました。
しかし、ページを見てみると、そのページには、商品画像と金額しかありません。

あなたは、そんなサイトで安心してお買い物ができますか?

商品と価格だけあれば、商品が売れるのは、スーパーですよね。

スーパーへ行けば、お魚売り場に詳しい人がいて、今日はどれ新鮮?なんていいながら、お店の人に情報をもらえるわけですから・・・
もちろん電気屋さんもそうです。

どれがいいかわからなければ、お店の人に聞けばいいんです。

そんなことがネットショップで出来ますか??

価格は安くても、商品の情報量が少ない場合、もっと詳しく書かれてあるページを探して、そこで情報を得る。
もし、価格がそんなに変わらないのであれば、そこで買いませんか?

接客ができないインターネット上で、アクセスがどれだけ増えてもページに価値がないと無意味だと、思いませんか?

まだ、そんなページを口コミで広げたいと思いますか??

どんだけ買ってくれた後のサービスが良くても、それは買ってくれた人にしかわからないんです。

自分のサイトの勝手を知っているのは自分だけ

それを頭に入れておくといいかもしれません。

そして、もし売り手の人がネットで買い物をしたことがないのであれば、まずは自ら体験してみることをお勧めします。

まとめ

例えば、スポーツでも同じです。

イチロー選手と同じバットを買っても、イチロー選手と同じようにヒットが打てるわけではないですよね。
イチロー選手が素晴らしいのは、バットが良いからですか?

違いますよね。

基礎からコツコツと積み重ねてきた、土台があるからこそ最高のパフォーマンスができるわけです。

どんなに素晴らしいバットでも、それを使いこなすだけの土台がなければそれは、単なる宝の持ち腐れにすぎません。

ネット上の商品やコンテンツも同じです。

SEO対策やSNSの口コミ、これらの効果を最大限に発揮するためには、土台となるコンテンツが有益でなければ最大限の効果を発揮することはできません

もし、おの話が胡散臭いというのであれば、自分のサイトを知らないユーザーに、実際に体験してもらってください

これが一番効果的です。

同じ商品を販売している、年商10億の会社のサイト。
そして、自社のサイト。

どっちで商品を買いたいですか?って聞いてみてください。

そうすると、どれだけコンテンツが重要なのかが理解できるでしょう。

「Content is King(コンテンツは王様だ!!)」
私は、12年かけてこの言葉の重大さを理解できました。