昨日、ビルゲイツさんの名言をお借りしてコンテンツが大事だよ。ってお話をしました。
さて今日は、そのコンテンツについてちょっと踏み込んでみます。
一体どんなコンテンツが良いのかって話です。
どんなコンテンツが有益なのかは、Googleの会社概要に書かれてあります。
この記事は、以前のブログでもご紹介させていただいた内容ですが、それだけ重要なことなので、もう一度アップします。
目次
Google が掲げる 10 の事実
Googleは10の事実という書き方をしていますが、これを見ればGoogleが求めている「有益なコンテンツ」がわかります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
Googleの会社概要には、Google目線の解説が書かれてあるので、そちらもぜひ見て欲しいんですが、Googleの会社概要から、Googleが何を求めているのかを、読み解く必要があります。
今回は、コンテンツマーケティングに必要な要素を、私なりの視点でピックアップしてお話しします。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
Googleは「ユーザー」のことを考えてやっている。
だから、あなたもユーザーのことを考えて、やってね。っていうGoogleからのメッセージです。
2.1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Google は検索を行う会社です。検索問題を解決することだけに焦点を置いた世界最大級の研究グループを有する Google は、自分たちにできることが何か、それをもっとうまくやるにはどうすればいいかを知っています。複雑な問題も反復に反復を重ねて解決し、既に膨大なユーザーが情報をすばやくシームレスに検索できているサービスに対しても、絶え間ない改善を続けています。
Googleは「検索」という土台を武器に、オンリーワンを目指している。
今の状況に満足するのではなく、もっと先を見てより良い方向へ改善していくための案を常に考えています。
私たちも、ユーザーのニーズに合わせて、ユーザーが何を求めているのかを敏感に察知していかなければなりません。
3.遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
これはページの表示速度の話です。
ページが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーはそのページを見ずに帰って行ってしまいます。
どんなに有益なコンテンツがあっても見てもらえなくては、意味がありません。
そんなことが繰り返されると、Googleは誰も見ていないページだと判断し検索には引っかからなくなってしまいます。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
これは、めちゃくちゃ大事。
「どのサイトが最高の情報源として・・・」これて、SEOのテクニックがどうとかって話では全くありません。
どのサイトがユーザーにとって有益で最高のコンテンツなのかを判断しています。
そして「ページ間のリンクを投票と解釈し、・・・」
リンクを投票と聞くとリンク買ったほうがいいの?
なんて未だに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうわけではありません。
どれだけ「シェア(共感)」されているか?
もっと言えば、どれだけ口コミで広まって話題になっているか?です。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。Google は、モバイル サービスの新技術を開発し、新たなソリューションを提供しています。携帯端末から Google 検索にさまざまな方法でアクセスできるだけでなく、メールを読んだり、カレンダーでイベントを確認したり、動画を見たりなど、世界中のあちこちから携帯端末をさまざまな用途に使えるようになりました。また、無料のオープンソース モバイル プラットフォームである Android では、さらに画期的な革新をモバイル ユーザーに提供したいと考えています。
これはモバイルファーストの考え方。
誰が見てもどんな端末で見ても、閲覧しやすいウェブサイトを制作する必要があります。
今や、パソコンからよりスマホからのアクセスが多いサイトも普通ですからね。
私自身も、最近ネットを見るだけならパソコンは使わなくなっています。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
Google が検索結果のランクに手を加えてパートナー サイトの順位を高めるようなことは絶対にありません。PageRank は、お金で買うことはできません。Google のユーザーは Google の客観性を信頼しているのであり、その信頼を損なって短期的に収益が増加しても意味がないのです。
広告の話でもあるんですが、これはリンクを買うという行為にも関係してくるのではないでしょうか?
検索順位をお金で買えることは絶対にない。
ユーザーがどれだけコンテンツを有益だと評価(シェア・口コミ)してくれるか。が大事ですね。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
Google が他のどの検索サービスよりも多い HTML ページのインデックス登録に成功した後、Google のエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。その一部は、電話番号や住所、事業別ディレクトリなどで、新しいデータベースを統合するだけで検索可能になりました。しかし、中にはもっと工夫が必要なものもありました。たとえば、ニュース アーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。Google の研究者たちは、今後も世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに提供するために開発を続けていきます。
これだけ、インターネット社会に情報が溢れているのにGoogleはまだ情報を求めていることがわかりますよね。
Google自身が、もっと上を求めているからこそ、私たち情報を発信する側にも、精度の高い、オリジナルの情報を求めているんです。
どっかで見たことがあるような情報ではなく、そこにしかないオリジナルの情報は、Googleの大好物です。
まとめ
Googleが示す「有益なコンテンツ」についてわかりましたでしょうか?
Googleが求めているのは、ユーザーのための、あなたのサイトにしかないオリジナルの情報。
ユーザーが、シェアしたくなる、口コミで広げたくなるようなコンテンツ。
そして、サイトを制作する際には、どんな端末からもアクセスが容易であること、ページの表示速度が速くユーザーにストレスを与えないサイトが必要ですね。
この時代、お金で検索順位を買ったり、小手先のテクニックだけでどうこうできるものではありません。
1位取りたかったら、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供しましょう。
最後にこれは私の経験談ですが「ほったらかしにしない」。
制作した後、更新しないサイトよりも、更新頻度が高いサイトの方が、検索順位が上に来たりします。
ホームページは「作ってからが始まり」であることを頭に入れておきましょう。