あなたが何かデザインするときに、なぜそのいろを選んだのか?

明確に説明できますか?

私がいただいた案件の中に、カフェの看板制作があります。

依頼者が私に伝えたポイントは、看板を照らすライトはつけれません!!ってこと。

ラテアートを売りにしている、東京にあるおしゃれなカフェで、ホームページも茶色などのシックな色を使っています。

そんなお店の看板をあなたはどんな色を使って制作しますか?

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イメージで配色を決めると失敗する

色が私たちに与える影響は、下記の4つあると言われています。

例えば、気分がのらない時はブルー、興奮を表す時には赤など、常日頃から私たちの感情は、色と強く繋がっています。

そして、文化が違えば色が人に与える印象も異なります。

ホームページを制作する時、チラシを作る時、お料理、服装なんでもそうですが、色が与える影響は非常に大きいです。

絶対やってはいけないことは、気分や好みで色を決めてしまうこと。

どういう印象を持って欲しいか、どういう行動を取ってもらいたいか、色で決まると言っても過言ではありません。

1.心理的な影響

心理的な影響とは、暗記力や回想力、認識力を言います。

例えば、暗記力を高める色。
それは何色か知っていますか?

精神的に落ち着かせる「青」です。
私はホワイトボードやノートに書くときには、意識的に赤色を使わないようにしています。

ただ、重要なところを「赤」で表現する講師もいてます。
それは、赤は注意力喚起の色だからです。

2.生理的な影響

生理的な影響とは、人間の神経に影響を与える。

例えば、明るい赤は交感神経系に刺激を与えるので血圧をあげるともいわれており、逆に、青や緑はリラックスさせる生理作用があります。

3.感情的な影響

私達の感情や気分は、色に大きく影響されています。

例えば、観葉植物などの緑を見ると、ほっと安心した気分になったりしませんか?

森林浴と言われますよね。
緑色は、リラックス効果があります。

4.文化的な影響

文化はによって色が人に与える印象が異なります。

例えば、西洋文化と東洋文化では死を象徴する色が異なります。

西洋文化では黒、東洋文化では白。

まとめ

文化の違いは、デザインにもかなり影響を与え、受け取り方が異なります。

それ以外にも、夜見やすい色も、もちろんあります。

白でしょ?!って思われがちですが、白は2位です。
1位は、脳の活性化が早くなり集中力がアップすると言われている「黄色」。

 

今回は、色が与える影響をテーマにお話をしましたが、単に「色」と言っても、色は非常に奥が深いです。

例えば、同じ色でもトーンの違いや温度の違い、それ以外にも色の重みなどで与える影響は変わってきます。

流行りの色を取り入れることも大事ですが、色が持つ意味を理解した上で配色を決めていきたいですね。

あなたが選んだ色のせいで、売上につながらない。

そんなことざらにありますよ。

色彩心理学は、いろんなサイトで紹介されています。
きになる方は、ぜひ勉強してみてください。

そして、今回の看板。
私が何色にしたかは、また完成してからのお楽しみです!!