このブログでも以前からウェブマスター向けガイドラインについてお話していますが、ウェブ制作に関わる全ての人に読んだ方がいいよ!!的なお話をしてきました。

Googleが大好きなページ(上位表示を目指すためのページ)はどんなページなのか?
Googleが嫌いなページはどんなページなのかを知るためには、必読のガイドラインです。

ウェブ制作者にとって重要なマニュアルが、今回変更されました。

この内容は、しっかりチェックしておきたい内容ですね。

title

◆カテゴリーが変更された

今までは、カテゴリーわけが下記の3つ。

  • デザインとコンテンツに関するガイドライン
  • 技術に関するガイドライン
  • 品質に関するガイドライン

変更後は下記の2つになりました。

  • 一般的なガイドライン
  • 品質に関するガイドライン

今回の変更で2つになりましたが、内容が減ったわけではなく今までの「デザインとコンテンツに関するガイドライン」と「技術に関するガイドライン」が、「一般的なガイドライン」の1つになったと考えるといいですね。

そして、「一般的なガイドライン」は、下記の3つのサブカテゴリに分かれています。

  • Google がページを検出できるよう手助けする
  • Google がページを理解できるよう手助けする
  • 訪問者がページを利用しやすいよう手助けする

◆新規追加された内容

  1. 重要なコンテンツのデフォルト表示
  2. モバイル対応
  3. HTTPS
  4. アクセシビリティ

1.重要なコンテンツのデフォルト表示

これは、重要な内容は、クリックしないと見えないような状態ではなく、最初っから表示されるように制作しましょう!!ってこと。

どういうことかというと、一昔前に流行った、タブでの切り替え展開ボタンなどは検索結果からページへ訪問してきたユーザーが、見つけれない可能性が生じるためやめましょうってこと。

下記がGoogleのウェブマスター向けガイドラインから抜粋した内容です。

サイトの重要なコンテンツをデフォルトで表示します。Google はタブや展開するセクションなどのナビゲーション要素内に含まれる非表示の HTML コンテンツをクロールできますが、こうしたコンテンツはユーザーがアクセスしにくいものとみなされ、また、最も重要な情報はページの表示時にデフォルトで閲覧可能となっているものと解釈されます。

上記のようなことを書いているにもかかわらず、ウェブマスター向けガイドラインでは、下記のように展開ボタンが使用されています。

スクリーンショット-2016-02-02-19.03.51

う・・・ん・・・どういうこと?!

2.モバイル対応

「訪問者がページを利用しやすいよう手助けする」にモバイル対応の項目が追加されました。
時代の流れとともにって感じですし、今更感もありますね。

パソコン、タブレット、スマートフォンを含む、あらゆる種類やサイズの端末向けにサイトをデザインします。モバイル フレンドリー テスト ツールを使用してモバイル端末でのページの動作をテストし、修正の必要な箇所についてのフィードバックを得ます。

3.HTTPS

以前から噂になっている全ページSSL化。
その内容が「訪問者がページを利用しやすいよう手助けする」に追加されました。

可能であれば、HTTPS を使用してサイトの接続を保護します。ウェブ上の通信ではユーザーとウェブサイトとの間のやり取りを暗号化することが適切です。

4.アクセシビリティ

これも上記の2つと同じように「訪問者がページを利用しやすいよう手助けする」に書かれてあります。

誰が見ても、どんな端末で見ても同じように理解できるページ!!
これ大事ですね。
っていうか当たり前?!

ホームページを見ているのは、私たちの年代だけではありません。
障害者はもちろん、高齢者や子どもたちにも配慮したページを制作する必要があります。

視覚障害のあるユーザーにも利用しやすいページにします。たとえば、スクリーンリーダーによるユーザビリティをテストします。

◆修正・変更内容

  1. リンク
  2. サイトマップ
  3. 1ページのリンクの数
  4. robots.txt
  5. アセットのブロック禁止
  6. 有効なHTML

1.リンク

これは大幅に修正されました。

以前は、「わかりやすい階層とテキストリンクを持つサイト構造」。
そして、「少なくとも 1 つの静的なテキストリンクからアクセスできるように」っていう内容でしたが、下記のように修正されています。

サイト上のすべてのページが、検出可能な別のページからのリンクでアクセスできることを確認します。参照リンクには、ターゲット ページに関連するテキストまたは alt 属性(画像の場合)のいずれかを含める必要があります。

リンク先の説明?!てきなものを入れろってことですよね。

2.サイトマップ

Googleのため(検索エンジン)のサイトマップではなく、ユーザーのためのサイトマップを用意しなさい!!ってことですかね・・・

どうなんでしょう??
サイトマップって見ますか??

私は見ません・・・

しかも、以前、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が「SEOのためのHTMLサイトマップはいらない」って言ってました。
(その時の動画を下記に貼っておきます。)

ってことは、ユーザーのためのもっと見やすいサイトマップを制作しましょう??ってことですかね・・・

サイト上の重要なページへのリンクを含んだサイトマップ ファイルを用意します。また、そのようなページへのリンクの一覧を人が読める形式で記載したページ(「サイト インデックス」や「サイトマップ ページ」とも呼ばれます)も用意します。

3.1ページのリンクの数

こちらは、数が決められました。

以前までは「1 ページのリンクを妥当な数に抑えます。」だけだったのが、その後ろに「(最大で数千個)」という内容が追加されています。

妥当な数っていくつやねん!!ってことに答えた結果ですかね?!

4.robots.txt

robots.txtは、見られたくないページを検索エンジンに対してクロールしないよう制御するためのもの。

その内容が変更されています。

ウェブサーバー上の robots.txt ファイルを使用して、検索結果ページなどの無限のスペースのクロールを制限することによって、クロールの割り当てを管理します。robots.txt ファイルは常に最新の状態に保ちます。robots.txt ファイルでクロールを管理する方法をご覧くださいrobots.txt テスターツールを使用して、robots.txt ファイルの指定内容や構文をテストします。

5.アセットのブロック禁止

JavaScriptやCSS、画像などのアセット(ソース)をrobots.txtで隠すな!!ってことですよね。

Google がサイトのコンテンツを完全に把握できるよう、サイトにおいてページのレンダリングに大きく影響するアセット(ページの把握に影響する CSS や JavaScript ファイルなど)がすべてクロールされるようにしてください。Google インデックス登録システムは、画像、CSS、JavaScript ファイルを含めて、ユーザーが実際に閲覧する場合と同じようにウェブページをレンダリングします。Googlebot がクロールできないページアセットの確認や robots.txt ファイルのディレクティブのデバッグには、Search Console のブロックされたリソースのレポートと、Fetch as Google ツールおよび robots.txt テスターツールを使用します。

6.有効なHTML

正しい文法でHTMLを書きましょう!!ってこと。

正しい文法とは、w3cが推奨している文法。
マークアップ バリデーション ツールでチェックしてみるといいかもしれません。

ただ、このツールで100点とったから検索順位が上がるわけではありません。

逆に、点数が悪いからといって全くダメっていうわけでもないようです。

しかし、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、下記のような問題が発生する可能性があると指摘しています。

  • Googlebotがコンテンツをクロール、インデックスする妨げになることがある
  • 構造化データを正しく取得できないことがある
  • スマホやブラウザの種類によっては正しく表示できないことがある

すべてのリンクが実際のウェブページにアクセスできることを確認します。有効な HTML を使用します。

いずれにしろ、正しい文法ってプロとしては当たり前の範囲ですね。

 

以上、変更点をご紹介しました。
上記の内容は、一部「海外SEO情報の鈴木さんのブログ」から引用させていただきました。
いつもありがとうございます。

さぁ〜いますぐあなたも「ノーポチ」。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) – Search Console ヘルプ