先日、英語版のウェブマスター向けオフィスアワーででGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、「国や言語に応じたアルゴリズムがあるのか?」という質問に対して、答えていました。

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検索アルゴリズムは共通

下記は、海外SEO情報ブログの鈴木さんのサイトの翻訳内容です。

大部分においては、私たちの検索アルゴリズムはすべての国と言語で本質的には同じだ。

若干だが、個々の言語や国で異なっていたり固有だったりするアルゴリズムがある。どの機能を実際に表示するかに関しては、国の状況がより影響することもある。たとえば、フィーチャードスニペットを表示するかどうかはどの国かに依存することがありうる。

同義語の理解のしやすさや単語の分けやすさなどの点で、どのようにコンテンツを理解するかが言語によって異なってくることもある。従来から得意ではない言語に対しては特にだ。

ほとんどのアルゴリズム関してこういった局面が影響することがありえるが、可能な限り一般化しようと本当に試みている。

なぜなら、すべての国・言語にわたってとてもうまく機能するアルゴリズムを1つ持てば、それぞれのすべての言語と国に対して調整したりテストしたりする心配がなくなるからだ。すべての対象に対して機能し続けることを想定できるし、世界中のすべての人が改善を利用できるように確実に更新できる。

まとめ

Googleは、日本で検索したからといって、特に日本語用のアルゴリズムを用意しているわけではありません。

検索のアルゴリズムは世界共通のもの。

ただ、イレギュラーもあります。

それは「Answer Box(アンサーボックス)」と呼ばれるもの。

アンサーボックスには、「Featured Snippets」「Knowledge Cards」「Live Results」の3つの種類があります。

Featured Snippets

Featured Snippets(フィーチャー・スニペット)は、「〇〇とは」で検索した時に出てくる、他のサイトから引用した下記のような文章です。

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Knowledge Cards

Knowledge Cards(ナレッジカード)は、Knowledge Graph(ナレッジグラフ)を基にして引用されています。

ナレッジグラフとは、Googleが収集している情報で、人物や場所、物事に関する有名な事柄を検索結果に表示するために用いられている仕組みです。

「アボガドのカロリー」と検索してもカロリーを表示してくれます。

今回は、解散で話題になっている「SMAP」で検索してみると、下記のようなナレッジカードが出てきました。

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Live Results

Live Results(ライブ・リザルト)とは、天気の情報や野球の試合結果など、現在の情報を表示するものを指します。

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これらの、情報は、検索するワードやユーザーが検索している地域によって異なった結果が表示されます。

しかし、日本独自のパンダアップデートやペンギンアップデートは存在しません。