AMP(アンプ)をご存知ですか?
昨日のYahooニュースでも取り上げられていた話題です。

AMPは、「Accelerated Mobile Pages」と呼ばれ、GoogleとTwitterが共同で策定した、モバイル端末でウェブページの表示を高速化するためのプロジェクト。

すでに、Twitter、The New York Times、The Guardian、BuzzFeed、Vox Media、Daily Mailなどが既に、AMPを利用しているようです。

AMP HTMLの仕様に沿ってモバイル向けページを構成することで超高速化を実現できるようです。

米Googleは12月9日に、このプロジェクトに新たに参加するパートナーなどを発表しました。

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AMPプロジェクトについて

AMPの仕組み

AMP対応のページは、GoogleやTwitterにキャッシュされるようです。
(キャッシュとはページを一時的に保存しておく仕組み。)

キャッシュされると、いちいちそのページにアクセスすることがなくなります。

GoogleやTwitterが保存しているキャッシュからページを表示することによって、高速表示を可能にする仕組みのようです。

今までのキャッシュとは違うようで、何やら特別な技術が使われているので高速化できる・・・的な感じのようです。

2016年から本格化

AMPの公開準備を進めているのはGoogleだけではないようです。
海外SEOの鈴木氏のページには下記のように記載されています。

Twitterは、AMP対応のコンテンツへリンクする試験を2016年初めに開始する予定です。
Pinterestは、iOSとAndroidのアプリでAMPをすでにテストしています。
Pinterestのエンジニアブログによれば、従来のモバイル向けページよりもAMPページは4倍高速になり、データ量が8分の1に減ったそうです。

また、新たにLINEとViber、Tangoが2016年初めに、AMPに対応したコンテンツへリンクすることを発表しました。

ほかには、CMS提供者であるWordPressは来年1月から、AMP対応を望むすべてのパブリッシャーをサポートすることを決定しています。

広告やアクセス解析、(課金制の)購読のシステムを提供する企業も自社のサービスやツールがAMPページでも機能するように取り組んでいます。

AMPコンテンツのフォーマットの改良も続いています。
新たな要素や強化がデザインされ既存のAMPに追加され続けています。

2016年のモバイルページは、ただのHTMLではなく「AMP HTML」が、必須になるかもしれませんね。

ウェブページの高速化は、セキュア化(セキュリティ)と並んで、Googleがもっとも重要視している部分です。

モバイルでの検索アルゴリズムに読み込みの速さを加味しているため、AMP採用ページの順位が上がる可能性がある。であろうと言われています。

そして、AMPページが検索結果に表示される時には「Fast」のように、表示スピードが速いことを示すラベルが付くのでは?と言われています。

「AMP」については、ホームページ制作者であればこれから目が離せない、話題の一つです。

下記のリンクをスマートフォンでクリックし、ページや画像を閲覧してください。
AMP対応のページを体験できるようです。

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