ウィルスに感染するのは、パソコンやスマートフォンだけではありません。
今の時代、かなりの数のホームページもウィルスに感染しています。
ウィルスに感染しているというか、膨大な数のサイトがスパマーによってハッキングされ、品質の低いサイト、マルウェアのダウンロード、成人向けコンテンツ、偽造品や違法薬物の販売などへのトラフィックの誘導に使用されています。
ホームページ所有者である我々が気づかない間に勝手に悪用されていることが殆どです。
グーグルはそんなハッキングされたサイトを検索結果から除外するアルゴリズムを更新しました。
あなたのサイトは大丈夫?
ハッキング対策のアルゴリズムを更新については、10月6日にGoogleのウェブマスター向け公式ブログにて正式に発表されています。
このアルゴリズムの更新により、約5%ものサイトが検索結果から削除されたようです。
あなたのサイトは大丈夫ですか?
下記は、Googleの公式ブログ「不正なハッキングに対する新たな取組について」の内容を一部抜粋しました。
セキュリティを確保するためのベスト プラクティスを実装していないウェブサイトは、このようなハッキングの攻撃を受けやすくなります。こうしたウェブサイトの例には、政府、大学、中小企業、企業、レストラン、同好会、会議などのサイトが含まれます。スパマーやサイバー犯罪者は、こうしたサイトを意図的に探し出し、悪意のあるコンテンツを含むページを挿入して、それが検索エンジンに掲載されることでトラフィックを増やそうとします。
Google では、ユーザーとウェブマスターを保護するため、ハッキングへのスパム対策に積極的に取り組んでいます。
言語によって異なりますが、今回のアルゴリズムの変更は、およそ 5% のクエリに影響します。新しいアルゴリズムの順次公開に伴い、特定のクエリについては、表示される検索結果数が減り、関連性の高い結果のみが表示されるようになります。
もしハッキングされたら・・・
そんなにアクセス数がないから、ハッキングなんて大丈夫!!って思っていませんか?
私も、ここ2・3年で3つのサイトのハッキング被害の問い合わせをいただいています。
アクセス数の多いサイトもそうでないサイトも様々ありました。
あなたのサイトがハッキングされるかどうかなんて、紙一重。
ハッキングされたらどうしたらいいのかを少しご紹介。
Search Consoleでメッセージを受け取る
Googleのサービスである「Search Console(ウェブマスターツール)」に登録しているとGoogleが知らせてくれます。
もし、Search Consoleへ登録をしていなくても検索結果に「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります」と、下記の画像のように表示されます。
このメッセージを消すには、「Search Console(ウェブマスターツール)」に登録する必要があります。
「Search Console(ウェブマスターツール)」へログインすると、どのページに問題があるのかを知ることができ、ハッキングの原因となっている問題の修正に役立てることができます。
改善後は、Search Consoleの画面で再審査をリクエストを送ります。
Google でサイトが修正済みであることが確認されると、「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります」というメッセージは削除されます。
Search Consoleを導入することで、Googleがあなたのサイトの変化に気付き改善策を提案してくれます。
サイトを運営しているのであれば、パソコンのセキュリティだけでなく、サイトのセキュリティ対策も意識していきたいですね。