SEO対策はしない時代。

このブログでも何度か紹介させていただいていますが、株式会社so.la代表の辻正浩氏が同じことを言っているインタビューがあります。

日本でおこなわれる全検索のうち約2.5%は、辻正浩氏が仕事で関わるサイトがクリックされていると言われているぐらいのSEOのつわものです。

そんな辻さんのインタビュー記事が取り上げられていたのでご紹介しましょう。

ほんまにSEO対策は不要なのか?

そう思われている方はぜひチェックしてみてくださいね。

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辻正浩氏が答えるこれからのSEO対策

辻氏は、いろんなところで「99%のサイトはSEOが不要である」という発言をしています。

これには、昨年からずっと「SEO対策はやらない時代」と言い続けていた私も共感です。

SEOの代わりに99%のサイトに何が必要なのかは、辻氏のTwitterで紹介されています。

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下記は、5月末日に掲載された、「ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか?」というインタビュー記事から一部抜粋させていただきました。

ブロガーのSEOとYahoo! JAPANのSEOは全く別物!

毎日数万ページ更新されるような大規模なサイトや、画像や音声がメインコンテンツになるような特殊なサイト以外は、小手先のSEO対策にいちいち反応しなくてもいい、あるいは、これから2~3年のうちには反応しなくてよくなるだろう

99%の一般的なサイトでは「とにかく良質なコンテンツを提供していればSEOをしなくてもいい」は正解に近づいている

未知語を分析できるGoogleのアルゴリズムは?

昔は“テキストとリンク”という簡単に操作できるものを中心とした評価でしたが、2年前から明らかにそれだけではないもの、意図的にコントロールしづらいものを元にした評価をしていますし、その影響力はどんどん拡大しています。そして、RankBrainのような機械学習や検索に影響する人工知能は、今後も加速度的に進化していくでしょう。

今では、より使いやすいページレイアウトにすることなど、本当にユーザーが満足するような大規模な改修が、検索エンジンからの評価を上げるために一番効果的な施策

Web担当者が見るべきサイトは?

SEOが専門というわけでないなら、Googleのウェブマスター向け公式ブログだけ見ていれば十分でしょう。ただ、本来はそれすら不要かもしれません。例えば2014年から2015年にGoogleが公式発表した30以上の仕様変更のうち、99%のサイトの中の人が気にするべきは2つしかなかったと私は思います。「スマホ対応」と「ローカル情報の重視」ですね。

特殊なサイトやスパム使っているサイト以外の99%の担当者は、この2つ以外は全て無視しても影響はなかったと思います。それだけのために公式サイトを常時チェックするのも現実的ではありません。そんな重大発表であればニュースサイトにも情報が掲載されるし、Search Consoleに登録さえしてあればメールで教えてもくれます。

だったら、むしろSearch Consoleで自サイトへの流入経路、有力なキーワードなどをしっかりチェックしておく方が、よほど勉強になると思います。

まとめ

SEO対策と一言で言っても、どこでどのようなサイトを運営しているかによって、手法は若干異なってきます。

その中でも、共通して言えることはやはり「コンテンツの品質」。

数ヶ月の間にすぐに成果を出さないといけない場合などは、お金を費やしてやる考え方もありますが、それはごく稀な話。

長期的なSEO対策は、1つずつ地道にコンテンツを追加して、そのコンテンツに価値をつけていく、これが大事なことです。

大きなお金をかけれないような、中小規模のサイトは、地道な努力が必要です。

辻氏も、長期的なSEOは「足し算と掛け算」と言っています。

足し算は情報を1つずつ追加していくSEO、掛け算は積み上げた価値をWebサイト全体の最適化と掛け合わせ、検索エンジンに認識してもらうSEOです。

今の時代、ユーザーは検索からあなたのサイトにやってくるとは限りません

いかに検索以外の場所からあなたのサイトに訪れる人を増やすかも考える必要もあります。

ぜひ、下記からインタビュー記事をチェックしてみてくださいね。

ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか?