ネットショップを成功に導くために絶対に必要な要素があります。
それが「コンセプト」。
コンセプトってなんのことかご存知ですか?
Google先生に「コンセプト」について聞くと、下記のように教えてくれます。
- 概念。
- 企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
しかし、ネットショップのコンセプトは、もっとシンプルな単純なものです。
お客様があなたのショップで買う理由は?
ネットショップのコンセプトは、あなたのお客様が他店ではなく「あなたのショップで商品を購入する理由」です。
お客様はなぜあなたのショップで商品を購入してくれるのでしょうか?
同じ商品を販売している他店ではなくあなたのお店で購入する理由です。
安いからですか?
安さだけで勝負をしようとすると大手企業に負けます。
ネットショップに必要なコンセプトは、価格以外で考える必要があります。
「安いから買う!」ではなく、「このショップ(商品)は◯◯◯だから買う!」という安さ以外の理由(付加価値)を作り出すことがネットショップにおけるコンセプトの考え方です。
安い。という理由だけで商品を購入してくれるお客様は値上げをした瞬間にいなくなってしまいます。
もっと言えばそんなショップは、ずっと値下げをし続けるしかなくなります。
値段で勝てるのは「大量仕入れ、大量販売が可能な予算がある大企業のみ」
中小規模ネットショップが売上を作っていくには、価格ではなくそのコンセプトに共感してもらい売 上を出していく必要があります。
共感が、ショップのブランドへと変化していけば安売りではなく、自信をもった価格設定におい て商品を購入をしてもらえるようになります。
コンセプトがないネットショップの共通点
コンセプトが明確になっていないネットショップは、一貫性がない中途半端なネットショップです。
仕入れる商品もまちまち、お客様への対応もネットショップのデザインもプロモーション方法もその場の思いつきでやってしまいます。
そしてそんなショップの共通点として、下記の3つが挙げられます。
- 安いショップで買われてしまう
- ネットショップの運用がブレブレ
- ブランディングができていない
私は、そんなショップを数多く見てきました。
コンセプトが明確になっていると、それに伴って商品や品揃えも変わってきますし、デザインや接客対応、プロモーション方法まで変わってきます。
それだけでなく、メンバー内やお客様へのコミュニケーションも統一感のとれた対応ができるようになります。
コンセプトを表現する3つの場所
自社のネットショップのコンセプトをお客様へ伝える方法として、「商品」「ショップのデザイン」「コミュニケーション」の3つあると言われています。
いくらいいコンセプトを掲げても実際に販売する「商品」がその品質に伴っていなければ結果的にお客様の期待を裏切っていることになります。
コンセプトにあった商品を販売しなくてはいけません。
また、ショップのデザインもコンセプトに合わせて考える必要があります。
ショップのロゴや背景のカラー、または商品写真の大きさやそのクオリティなど、コンセプトから想起 されるトーン&マナーにそったデザインを心がけていきましょう。
最後に、ブログやTwitter、Facebookなどもコンセプトをよりよく表現できる場所です。
あなたのショップはどんなイメージでお客様と接しますか?
フランクなイメージですか?
真面目なイメージですか?
SNSやブログの文章だけでなく写真の加工もコンセプトに合わせた投稿をしていきましょう。
ネットショップの運営者が意外とおろそかにしてしまうのが、お客様と直接やりとりするメールや電話での対応です。
そういったリアルなコミュニケーション上でも、お客様はあなたのショップのイメージを感じ取ってい ます。
コンセプトに沿った一貫したスタンスで対応していく必要があります。
まとめ
ネットショップのコンセプト=お客様があなたのショップで商品を購入する理由
コンセプトのないお店は、一貫性のないブレブレなお店です。
コンセプトが明確になれば、それがお店のブランドへと変化していきます。
そして、ブランディングが成功すれば価格競争に巻き込まれることなく自由な価格設定が可能です。
ショップのブランディングの第一歩として、ネットショップのコンセプトを明確にし、一貫性のある運用をしていきましょう。
そして、価格以外の価値をあなたのショップで作り出してください。
コンセプトを考える時は必ずお客様目線で!!
コンセプトが明確になれば、成功するネットショップへの第一歩のスタートです。