以前にも、Googleは「RankBrain」という人工知能タイプの検索アルゴリズムがある。というお話をしたことがありますが、その学習機能に対するSEO対策はどうしたらいいのか?
そんなお話を今日はします。
その前に、RankBrainについて振り返っておきましょう。
RankBrainとは、「ユーザーが何をどういった目的で情報を探しているのかを学習して、予測し、ユーザーが求めている正しいコンテンツに導きやすくる」ための人工知能。
コンテンツを探し出すための人工知能ではない。
ユーザーが実際に何を検索したいのかを予測する。
ユーザーの検索の意図を解釈する。
これがRankBrainの特徴です。
では、本題です。
このRankBrainアルゴリズムにあなたのサイトを最適化するにはどうしたらいいのでしょうか?
RankBrainを最適化するためのSEOとは
RankBrainは、「学習しながら動いている」「3番目に重要なアルゴリズム」「15%の未知のクエリを処理してきた」と言われています。
RankBrainに対して行うSEOは、以前にもお伝えしたかもしれませんが、何もない!!と言っても過言ではありません。
これは、私だけが言っているのではなく、Googleの中の人が同じことを言っていることです。
特別に意識して、何もする必要がない。ということです。
下記は、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イェーシュ)氏が話した内容。
RankBrainに最適化するのは実はすごく簡単だ。
僕たち(Google)がたぶんもう15年くらい言い続けてきたことで、僕たちの推奨でもあるんだけど、自然な言葉で書くことだ。人間が使うような言葉に聞こえるように書こうとすればといい。
もし機械っぽく書こうとしたら、RankBrainは混乱して抵抗するだろう。
サイトでコンテンツを公開しているなら、いくつかの記事、あるいは書いたのもはなんでもそうだけど、声に出して読んでみて自然に聞こえるかどうかをひとに聞いてごらん。
もし会話のように、日常生活で使うだろう自然な言葉に聞こえるなら、間違いなくRankBrainに最適化できている。
もしそうでなければ、最適化できていないね。
とは、言え・・・サイトをほったらかしにしておけばいいというわけではありません。
あなたのターゲットユーザーが何を探し求めているのか?
このアンテナは常に張っておかないといけません。
そして、ユーザーが探している情報が、あなたのページにあればすごくいいですよね。
だからこそ、更新はしていかないといけません。
上記の説明に「自然な言葉で書くこと」という部分があります。
私が推測するには、SEOを意識した文章ではなく、ユーザーが話をするときに使うような言葉。
ちょっと音声検索を意識しているようにも思いますが、検索を意識して文章を書かなくてもいいってことですよね。
RankBrainは、私たち人間と同じように、人が発した言葉に対して最適な検索結果を返すためのアルゴリズム。
私たちが、常日ごろからコンテンツを意識して、正しい情報を伝えていけば、何もする必要がありません。
だけど、最近では「RankBrainに完全対応!」何ていう記事があったり、話を聞いたりします。
SEO対策は、コンテンツあってのこと。
「Content is King」
小手先のテクニックは、もう通用しない時代です。