心理学で「ミラーリング効果」と呼ばれるものがあります。
このミラーリング効果の多くは、恋愛上手のテクニックの一つとして紹介されていることが殆どです。
ミラーリング効果とは、「好意を持っている相手と同じことをして、共感&好感を得るための心理テクニック」です。
相手が鼻を触れば自分も鼻を触る。
そんな単純なものではないですが、相手のファッションや仕草、話し方などを真似ることにより、「似た者同士」という共感を得ることができると言われています。
この心理テクニックが、売れるキャッチコピーを作るために必要不可欠になります。
ミラーリングキャッチコピー
私は、このミラーリング効果を用いたキャッチコピーを「ミラーリングキャッチコピー」と呼んでいます。
勝手に名前をつけただけですが・・・
難しい話ではなく、「お客様の立場に立ったキャッチコピーを考える」ってことです。
商品の特徴をふんだんに書いたキャッチコピーや、安さのみをうたったキャッチコピーなどは、売れるキャッチコピーとは言えません。
例えば、「【3日間限定タイムセール】定価30万円の時計を今だけ3万円で販売!!」
こんな風にキャッチコピーを書かれても、あなたはよし買おう!!とすぐに決断できますか?
「何か裏があるはず・・・」「偽物では??」などとお得な情報のはずが、信用できないマイナス要因になってしまうことだってあります。
人間の心理として、あからさまに他と比べて違いすぎるものを見ると、期待感ではなく、「何か裏があるはず・・・」という疑いの気持ちを強くしてしまいます。
これは意外と多いミスです。
大事なのはお客様の心理!!
あなたが、大切なお金を払ってまで買う商品はどんな商品ですか?
今ある苦痛や苦難から逃れて、快楽を得れる。
そう思えた時に、商品を購入しているのではないでしょうか?
だから、お客様の悩みを知り、その悩みにストレートに訴えかけるキャッチコピーを書くと、大きな効果を得ることができます。
例えば、「〇〇を毎日飲んでお肌が10歳若返りました。」
もし、お肌に悩みを抱えている人が見たらどうですか?
「もしかしたら私もこれを毎日飲めば、10歳若返れるかも!!」
そんな期待を抱くのではないでしょうか?
そして、商品を購入した後のことを想像し、10歳若返ったお肌をイメージの中でミラーリングします。
その想像ができれば、お客様の心を鷲掴みすることができます。
話は少しそれますが、私も先日、中村アンさんが使っているという噂のプチプラコスメを購入しました。
それを購入した私の心理といえば、「プチプラコスメで中村アンさんと同じ美肌が手に入れれるかも。」そんな期待感、頭の中で、ミラーリングした結果です。
売れるキャチコピーは、ミラーリング。
特に、体験型とお客様目線は、お客様がミラーリングしやすい大事な要素です。
あなたも、お客様がミラーリングしやすいキャッチコピーを考えてみてはいかがでしょうか?