先日アンビリーバボーで放送された赤字ホテルの再生物語。
見た人は居てますか??
正直、柴田秋雄さんは今回のドキュメンタリーで初めて知りました。
4年連続で赤字だったホテルの再生を任された柴田秋雄さんがどうやって黒字化をしたのかが見所です。
あなたなら、赤字の会社をどうやって再生させますか?
経費削減ですか?
リストラですか?
私はこのドキュメンタリーを見て久しぶりに大号泣。
柴田秋雄氏のホテル再生物語
ホテルアソシア名古屋ターミナルの隣には、巨大な52階建ての外資系のホテルがオープンし、ますます赤字は深刻化して倒産寸前。
そんな中、柴田秋雄氏が赤字ホテルの再生にとった策は、リストラでもなく新規設備の投資でもなく「日本一幸せな従業員をつくる」こと。
この考え方すごいですよね。
会社がやばいと、まず考えるのは人件費の削除。
しかし、これをしなかったんです。
人件費の削除をすることで、赤字分を補えるかもしれませんが、リストラにあった人は絶対に幸せではありません。
しかも、スタッフをリストラしたことでお客様への応対は手薄になってしまい、お客様には満足いただけず、2度とお越しいただけないホテルになってしまいます。
そうなってしまうと、スタッフのモチベーションは下がり、悪循環です。
リストラがあると、次は自分かも・・・って思ったり、どうせ給料上がらないなら頑張る方が馬鹿らしい・・・そんな考え方になってもおかしくはありません。
そんな考えのスタッフがいい仕事をするはずがないんです。
自分のモチベーションが低いのにお客様を喜ばせることはできません。
実際に、4期連続で赤字のこのホテルの従業員の方がやる気も自信も失っていたようです。
ホテルを再建する前に、従業員の方を幸せにしないといけない。
彼は、そう思ったようです。
だからこそ、日本一幸せにするというアイディアが出てきたのでしょう。
再建のために授業員の方と夢を語り合い、従業員のお誕生日会、従業員食堂のリニューアル、続々など、従業員の方が笑顔になれる対策を行っていきました。
中でも最も感動したのが、従業員を表彰する制度。
月1回、従業員の方の良いところを総支配人自ら見つけて褒めること。
これってすごく難しいことです。
従業員の方のことを常日頃から見ていないとできませんので。
やはり、褒められるって嬉しいですよね。
これが、従業員の方の心を動かし、スタッフ一人一人が、自らお客様のためにどうしたら良いのかを考えるようになった。
初年度が、黒字にならないとわかった時、従業員の方が「給料を削減してホテルを黒字にしてください」そう言ったそうです。
そんなことあなたは言えますか?
東海大豪雨があった時、帰宅できない人たちをホテルに滞在させてあげ、自分たちのことはそっちのけで、避難してきた人たちが帰れるようになるまでおもてなしをした。
そして、軌道にのりかかった矢先に起こった食中毒事件。
本来であれば、その時点でホテルの命は絶たれるかもしれませんが、逆に予約電話が殺到しました。
このホテルのファンであるお客様から、ホテルを救うためにご予約をいただいたわけです。
本当に数え切れないくらい波乱万丈です。
でも、一人一人がお互いを思う心。
本当は、ごく当たり前のことなのかもしれないですが、なかなかできない「優しさ」。
これが、このホテルを救ったんですよね。
人が大事。
ってことは、誰もが考えればわかります。
しかし、ピンチに立った時、果たしてそれができる人はどれくらい、いるんでしょうか?
どう頑張っても黒字にできないとわかった時、給料を削ってください。と言えるスタッフがいてるでしょうか?
「自分だけが幸せになってもダメ、周りの人みんな幸せにしよう。」
黒字が目的ではない。
働きがいと、生きがいと、
人に対して優しさを覚えてくる会社に働けば、
必然的についてくる
柴田秋雄氏は、そんなことを言っています。
従業員の方に対する愛が、会社愛に変化し、お客様への愛になっていったからこそ実現できたお話ですよね。
信頼関係がなければ、絶対にできません。
必ずあなたを見ている人がいる
柴田秋雄氏は、スタッフを幸せにするという夢を実現させました。
私は個人でお仕事をさせてもらっているので、私のスタッフと呼べる人はいません。
しかし、私を支えてくれる仲間はいてます。
長い人生いいことばかりではない、うまくいかない日もある。
だけど、下を向かずに前を向いて進み続ければ、必ず誰かが見てくれている。
そして、結果は後から付いてくる。
私は、そう信じてます。
だからこそ、12年間もこの仕事をさせていただくことができたんだと思います。
私の人生、波乱万丈。
一筋縄ではいきませんが、だから人生って楽しいよね。
って今では思えます。
あなたは、一人じゃない。
あなたのために、体を張ってくれる人が必ずいてます。
もし、今うまくいかないことがあったとしても、立ち止まらなければ・・・
試行錯誤しながら前を向いて歩んでいけば・・・
必ず結果が付いてきます。
そしてあなたの根強いファンを作ることができれば、ファンがあなたを支えてくれるんですよね。
これは、Webも同じ。
あなたを信頼してくれるファン。
あなたのショップを信頼してくれるファン。
本当に大事です。
このブログをいつも読んでくれるあなた、本当にありがとうございます。
今回の-日本一幸せな従業員をつくる-お話は、本にもなっていますし、映画化もされているようです。
興味のある方は、ぜひご覧ください。
さぁ〜今日は友達の結婚式、また感動をもらってきます。。。