先日、Schema orgの3.1が公開されました。と言う話題をお届けしました。
それを読んでくださった方からご質問をいただいたので、少しSchema orgについて書きます。
Schema orgを簡単に言うと下記のような形でしょうか。
- 検索エンジンに伝わりやすい方法でページの文字列に詳しく文章構造を指定する
- 検索エンジンにインデックスされたデータは、通常のサイトよりも詳しく検索結果に表示される
では、この「Schema org」をどうやって指定すればいいのか?
1つずつ意味を覚えて手動で指定することもできますが、少しハードルの高いことです。
それだけで、嫌になってしまいそうですよね。
でも、ご安心ください。
世の中には便利なツールが用意されています。
Schema orgのマークアップ
Schema orgは、検索エンジンにわかる言葉で、文章構造を指定する方法です。
例えば、ブログの記事のタイトル。
通常であれば、<h1>や<h2>とだけマークアップします。
しかし、schema.orgは違います。
記事のタイトルには、<h1 itemprop=”headline”>とします。
他にも、公開日には「itemprop=”datePublished”」を指定します。
専門的に言うと、要素にプラスして決められた属性を付ける。
そんな感じです。
しかし、これらをすべて覚えることは大変な労力がかかります。
そんな時に大活躍するのは、やはりGoogleです。
データハイライターを利用
Googleが提供しているデータハイライターを利用してHTMLをマークアップする。
これが、一番ハードルが低いでしょう。
データハイライターは、Search Consoleに登録をしておけば誰でも使えます。
データハイライターでサポートされているサービス
- 記事
- イベント
- 地域のお店やサービス
- レストランテレビ番組のエピソード
- 商品
- ソフトウェアアプリケーション
- 映画
- テレビ番組のエピソード
- 書籍
先日ここに追加されたのが、ホテルなどのプロパティです。
schema.orgのメリット
ここまでくれば、schema.orgの良さもわかってくるのかもしれませんが、私なりの考えを書いてみましょう。
Googleが目指しているところはご存知ですか?
Googleが目指しているのは、ユーザーのための検索エンジン。
ユーザーの知りたい情報が、一目でわかる検索結果にしたい・・・
そう考えています。
となると、schema.orgにはかなりのメリットがあります。
- schema.orgでマークアップすることで、Googleに詳しく情報を伝えることができる。
- 詳しく情報が伝われば、より詳細なデータがGoogleにインデックス(記憶)される。
- そうなると、検索結果により詳細な情報が表示される。
これが、最大のメリットではないでしょうか。
例えば、「ラーメン屋」と検索すると下記の情報が表示されます。
昔とは違って、カロリーやレビューなども表示されています。
これがリッチスニペットと呼ばれるものです。
リッチスニペットは、これ以外にもあります。
- レビュー
- 人物
- 商品
- 会社と組織
- レシピ
- イベント
- 音楽
なども含まれます。
結果的に、
- 検索結果から記事を見つけてもらいやすくなる
- クリック率が上がる
- アクセスアップにつながる
そんなメリットがあると言えますね。
あなたも、schema.orgで構造化データのマークアップをしない理由はないのではないでしょうか?
過去のschema.orgの記事。
他にも、schema.orgについて書いている記事があります。
http://1banbo4.com/?s=schema