〇〇の名言はすごい!!
心を動かされた!!
人生が変わった!!
名言というと上記のような言葉を耳にします。
なぜ「名言」が人の心を掴むのかを考えたことがありますか?
名言て怒られるかもしれませんが、結構当たり前のことを言ってますよね。
だけど、人の心に響く!!
なぜなんでしょうか?
名言=常識的なこと
常識的なことをあたり前の言葉で表現しても、名言にはなりません。
名言の由縁は、当たり前の言葉で表現していないところにあるのではないでしょうか?
「自分のやりたいことをやろうよ!!」
これをあなたに伝えたい時、スティーブジョブズならどういうでしょうか?
「自分のやりたいことをやろうよ!!」って言われても心は動かないのではないでしょうか?
あなたならどう表現しますか??
ありきたりな文章を名言に変える方法
前述した例で言うとスティーブジョブズは、下記のような名言を残しています。
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
いやー、これ最高の名言ですね。
簡単に言ってしまえば「自分のやりたいことをやろうよ」ってこと。
だけど、「もし今日が人生最後の日だとしたら?」という「条件」が入ることによって、印象がガラっと変わって、言葉の価値が一気に高まる。
そう思いませんか?
それ以外にも、下記はどうですか?
美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。
この名言は何を言いたいのかわかりますか?
「ターゲットを間違えるな」ってことでしょうね。
この文章が、下記のようなメッセージだとしたらどうでしょう?
「ターゲットを見失ってはダメです。
あなたのターゲットは、競合他社ではなく、お客様そのものですよ。」
この文章で、あなたの心に届きますか?
私には届きません。
スティーブジョブズから少し離れますが他にも、私の好きな名言。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」
これもどうでしょう?
「あきらめないことが大切」って言いたいんですよね。
だけどありきたりな表現はしない。
なぜなら、あなたの心を動かしたいから!!
あなたに感じて欲しいから!!
「イメージ」を掻き立てられる名言。
「条件」を表す言葉。
これらが入っていると、シンプルな言い回しに比べて、力強いメッセージとしてあなたの心に迫ってきませんか?
きれいな文章では人は動かない
教科書のように文法や表現方法が正しい、綺麗な文書は大事かもしれません。
文法に誤りがなく、句読点の使い方も正確な間違いのない文章というのは、次から次へと読み進めることができます。
しかし、きれいな文章では相手の心を動かすことはできない。
決定的な力が欠けています。
決定的な力とは何か知っていますか?
例えば下記の2つの文章、どちらが心を動かされますか?
とあるレンタルビデオ屋さんのポップ
・恋に悩んだ時に見たい映画。
・「私のこと本当に好き?」ってカレに聞く前に、この映画を観てください。
どうですか?
断然、後者ではないでしょうか?
後者には、読み手の感情に響くキーワードがあります。
きれいな文章=表面的な文章
私の考えはこれです。
心理学でも言われますが、人の心を動かすのは感情。
感情に働きかける、感情を揺さぶる力がなければ相手の心にも届きません。
そんな力のない文章は、人の心を動かすメッセージではありません。
心をつかむには「イメージ」と「感情」が大事。
普通のありきたりな文章でも
「過剰で具体的な条件を表す言葉」
「連想やイメージできる表現」
を組み込むと、その文章は名言に変わります。
名言は、強い力であなたの心に突き刺さる。
なんども言いますが、人の心を動かす文章にきれいな文章は必要ない。
私はそう思っています。
書き手と読み手は鏡のような関係です。
書き手が感情を抑えて書くと、相手の感情もセーブしてしまいます。
人を動かすのは「論理」ではなく「感情」である。
このブログでもなんどもお伝えしていますが、あなたの感情を文章にのせてください!!
頭で書くのではなく、心で書く。
そうすると、人を動かす文章が書けますよ。